※2026年8月更新
バンコク日本人学校では、原則として日本の教員免許を持つ教員が、日本の学習指導要領に基づいて授業を行っています。
教員には、文部科学省から派遣される教師と、学校が直接雇用する現地採用教員などがいます。
ただし、雇用区分だけで経験や指導力を判断することはできません。
先に結論
- 授業は原則として日本の教員免許を持つ教員が担当する
- 文部科学省から派遣される教師がいる
- 学校が直接採用・雇用する現地採用教員もいる
- JOESは一部の採用を支援するが、教員の雇用主ではない
- 文科省派遣にも現職・シニア・プレ派遣などがある
- 現在の人数や割合は、公開情報だけでは確認できない
- 雇用区分だけで教員の指導力を評価するべきではない
バンコク日本人学校の先生は日本の教員免許を持っている?
泰日協会学校の公式サイトでは、バンコク日本人学校について、
日本の文部科学省から日本国内の小中学校と同等の課程を持つ在外教育施設として認定されていると説明されています。
授業は、日本の学習指導要領に基づき、
原則として日本の教員免許を持った教員が、
日本語と日本の教科書を使って行います。
タイ語など、一部の授業については例外があります。
学校公式サイトでは、タイ語は日本語が堪能なタイ人教員が担当すると紹介されています。
日本人学校で働く教員の主な区分
日本人学校の教員は、大きく分けると、
文部科学省が派遣する教師と、各学校が直接雇用する現地採用教員に分けられます。
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区分
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概要
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注意点
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文部科学省派遣教師
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文部科学省の制度により、日本人学校などの在外教育施設へ派遣される教員です。
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現職派遣、シニア派遣、プレ派遣など、複数の制度があります。
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現地採用教員
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学校が募集・選考し、学校との直接契約によって雇用する教員です。
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経歴や経験年数は一人ひとり異なります。
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学校採用教員
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現地採用教員のうち、JOESの雇用支援を通じて採用された教員を指す名称です。
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選考と雇用契約は学校が行い、JOESが雇用主になるわけではありません。
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タイ人教員等
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タイ語教育など、担当分野に応じて現地の教員や職員が教育活動を支えます。
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担当する教科や業務は職種によって異なります。
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文部科学省派遣教師とは
文部科学省は、日本人学校や一部の補習授業校の教育を充実させるため、
日本国内から教師を派遣しています。
文部科学省の派遣制度には、主に次のような区分があります。
現職の派遣教師
日本国内の国公私立学校などに勤務する教員が、
在外教育施設へ派遣される制度です。
派遣先では、国内での教育経験を生かしながら、
日本人学校の教育活動や学校運営を担います。
シニア派遣教師
教員や管理職としての経験を持つ退職教員などを対象とした制度です。
校長、教頭、教諭などとして、在外教育施設の教育や学校運営に携わります。
プレ派遣教師
日本の教員免許を持ち、一定の条件を満たす若手人材を対象とした派遣制度です。
プレ派遣教師も文部科学省の選考を受け、
日本人学校で児童生徒の教育を担当します。
注意:
「文部科学省派遣教師は全員ベテラン」
「若い派遣教師は経験がない」といった単純な分け方はできません。
派遣制度、国内での経歴、担当職務は教員ごとに異なります。
文部科学省の派遣制度については、
文部科学省「在外教育施設派遣教師について」
で確認できます。
現地採用教員とは
現地採用教員は、文部科学省から派遣されるのではなく、
各日本人学校が直接採用し、雇用契約を結ぶ教員です。
「現地採用」という名称から、
タイ国内で教員免許を持たない人を簡単に採用しているように誤解されることがあります。
しかし、バンコク日本人学校の公式サイトは、
原則として日本の教員免許を持つ教員が授業を担当すると説明しています。
また、現地採用教員の経歴は一様ではありません。
- 日本国内の学校で勤務経験がある教員
- 海外の日本人学校や補習授業校で経験を積んだ教員
- 特定教科や教育分野に専門性を持つ教員
- 教員免許を取得後、海外教育へ挑戦する若手教員
どのような経歴の教員を採用するかは、
年度、募集職種、学校の人員構成によって異なります。
都道府県が開催する教員採用試験に合格しているというわけではありません。
JOESは教員を派遣しているの?
JOESは、公益財団法人海外子女教育振興財団の略称です。
日本人学校などの在外教育施設に対し、
教育・安全・教材・教職員採用など、さまざまな支援を行っています。
JOESの制度を通じて採用される教員は、
「学校採用教員」と呼ばれます。
ただし、JOESが教員を直接採用して学校へ派遣する仕組みではありません。
- JOES:募集、説明会、選考運営、渡航手続き等を支援
- 各学校:応募者の選考を実施
- 各学校:採用した教員と直接雇用契約を締結
正しい整理
「海外子女教育振興財団から派遣された教師」ではなく、
「学校が雇用する現地採用教員のうち、JOESの採用支援を利用して採用された学校採用教員」
と考えるのが正確です。
詳細は、
JOES「教職員雇用支援」
で確認できます。
現在の教員数や割合は分かる?
文部科学省派遣教師と現地採用教員が、
バンコク日本人学校にそれぞれ何人いるのかという最新の内訳は、
一般公開されている学校情報だけでは確認できません。
教員数や構成は、児童生徒数、学級数、派遣計画、退職や採用などによって年度ごとに変わります。
そのため、過去の情報や保護者間の話だけをもとに、
「派遣教員が何割」「若い教員が増えた」などと断定することはできません。
学校公式サイトでは、現在の校長が日本国文部科学省派遣であることが公開されていますが、
全教員の雇用区分や経歴を一覧にはしていません。
現地採用教員は経験が浅い?
現地採用教員というだけで、
教員経験が浅い、採用試験に合格していない、指導力が低いと判断することはできません。
日本の自治体による教員採用試験に合格した経験があるかどうかと、
現在の授業力、学級経営力、子どもへの対応力は、同じ意味ではありません。
反対に、国内で長い勤務経験がある教員であっても、
海外の大規模な日本人学校や、多文化・多言語環境への適応には時間が必要な場合があります。
教員を評価するときは、雇用区分や年齢ではなく、
実際の教育活動と子どもの様子を見る必要があります。
保護者が確認したいポイント
保護者が知りたいのは、教員の契約区分よりも、
子どもが安心して学び、困ったときに相談できるかどうかでしょう。
- 子どもが授業内容を理解できているか
- 困ったときに先生へ相談できているか
- 保護者への連絡や説明が分かりやすいか
- 学習や友人関係の変化を共有してくれるか
- 必要に応じて学年や管理職と連携しているか
- 子どもの背景や日本語力へ配慮しているか
- 安全や人権へ配慮した指導が行われているか
心配なことがある場合は、保護者間のうわさだけで判断せず、
担任、学年担当、学校の相談窓口へ具体的な事実を伝えて確認してください。
教員の雇用区分と学費は関係する?
学費は、教職員の人件費だけで決まるものではありません。
大規模な学校運営には、校舎、設備、安全対策、教材、ICT環境、
スクールカウンセリング、事務職員など、多くの費用が必要です。
一部に現地採用教員がいるという理由だけで、
「学費が高すぎる」「教育の質が低い」と結論付けることはできません。
学費の金額と内訳を考える場合は、確認できる公式料金と教育環境を分けて検討する必要があります。
現在の学費は、
【2026年版】バンコク日本人学校の入学金・授業料
で解説しています。
よくある質問
バンコク日本人学校の先生は全員日本人ですか?
日本語で行う主要教科は、原則として日本の教員免許を持つ教員が担当します。
一方、タイ語など一部の授業はタイ人教員が担当しています。
先生は全員、文部科学省から派遣されていますか?
いいえ。文部科学省派遣教師に加え、学校が直接雇用する現地採用教員などがいます。
JOESから派遣される先生がいるのですか?
JOESは一部の現地採用教員の募集・採用活動を支援します。
実際の選考と雇用契約は各学校が行います。
現地採用教員は教員免許を持っていますか?
バンコク日本人学校は、原則として日本の教員免許を持つ教員が授業を担当すると公式に説明しています。
タイ語など一部の教科は例外です。
若い先生が多いと教育の質は下がりますか?
年齢だけで授業力や学級経営力は判断できません。
実際の授業、子どもへの対応、校内の連携体制を確認することが重要です。
現在の派遣教師と現地採用教員の人数は分かりますか?
最新の正確な人数や割合は、一般公開情報では確認できません。
年度によって教員構成も変わります。
まとめ
- バンコク日本人学校では原則として日本の教員免許を持つ教員が授業を行う
- 教員には文部科学省派遣教師と現地採用教員などがいる
- 文部科学省派遣にも現職・シニア・プレ派遣などがある
- JOESは一部の採用活動を支援するが、教員の雇用主ではない
- 現地採用教員の経験や経歴は一人ひとり異なる
- 現在の教員構成や割合は、公開情報だけでは確認できない
- 雇用区分や年齢だけで教育の質を判断しない
本記事は、公開されている制度と学校公式情報をもとに整理した非公式記事です。
個々の教員の雇用形態、経歴、担当学年、評価を特定するものではありません。
参考:
泰日協会学校「本校について」
/
文部科学省「在外教育施設派遣教師について」
/
JOES「教職員雇用支援」