バンコク日本人学校のメリット・デメリット|向いている家庭・合わない家庭

※2026年7月更新

バンコクで子どもの学校を選ぶとき、 バンコク日本人学校へ通わせるべきか、 インターナショナルスクールなどを選ぶべきか、 迷う家庭は少なくありません。

日本人学校について調べると、

  • 日本の教育を受けられるから安心
  • 英語が伸びにくいのではないか
  • 学費が高い
  • 帰国後の転校が楽
  • 規模が大きくて心配

など、さまざまな口コミや評判が出てきます。

ただし、同じ学校でも、 子どもの日本語力、性格、学年、帰国予定、 家庭の考え方によって評価は変わります。

先に結論

バンコク日本人学校は、 日本への帰国を予定し、日本語による教育を継続したい家庭 にとって、有力な選択肢です。

一方で、英語環境を最優先したい家庭、 日本語での通常授業が難しい子ども、 学費や長時間通学が大きな負担になる家庭には、 合わない可能性があります。

この記事では、 バンコク日本人学校のメリットだけでなく、 入学後に「想像と違った」とならないためのデメリットも、 できるだけ具体的に整理します。

学費、入学手続き、バス、制服などの基本情報を先に確認したい方は、

【2026年版】バンコク日本人学校完全ガイド

をご覧ください。

バンコク日本人学校の基本的な特徴

バンコク日本人学校の正式名称は、 泰日協会学校バンコク校 です。

タイの私立学校法に基づく私立学校であり、 日本の文部科学省から、 日本国内の小中学校と同等の教育課程を持つ 在外教育施設として認定されています。

主な特徴は次の通りです。

  • 日本の学習指導要領に基づいて学ぶ
  • 日本の教科書を使用する
  • 授業は原則として日本語で行われる
  • 日本の教員免許を持つ教員が授業を行う
  • タイ語や国際理解に関する学習も行われる
  • 小学部と中学部がある
  • 高校部はない
  • 通学はスクールバスかPICK UPが中心

日本の公立学校がそのまま海外へ移った学校ではなく、 タイの法律に基づいて運営される私立学校 である点も理解しておく必要があります。

学校公式情報:

バンコク日本人学校「本校について」

メリット・デメリット早見表

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メリット デメリット
日本の教育課程を継続できる 学校生活の中心は日本語
帰国後の学校へ接続しやすい 英語環境を最優先する家庭には合いにくい
日本語の読み書きを維持しやすい 日本語による授業へ対応する力が必要
日本の学校生活に近い環境 入学条件や在籍条件がある
スクールバスの利用範囲が広い 住居によって通学時間が長くなる
日本語で友人関係を築きやすい 学費・バス代などの負担がある
タイ文化や国際理解にも触れられる 高校部がなく卒業後の進路選択が必要

メリット1|日本の教育課程を継続できる

最大のメリットは、 海外に住みながら日本の学習指導要領と教科書で学べることです。

国語、算数・数学、理科、社会などを、 日本の学校に近い進度と内容で学習できます。

数年後に日本へ帰国する家庭では、 帰国後の学校で、

  • 習っていない単元が多い
  • 教科書の内容が大きく違う
  • 日本語で問題を読むのが難しい

といったギャップを小さくしやすくなります。

もちろん、地域や学校によって学習進度には違いがあります。

それでも、海外の教育課程から日本の学校へ移る場合と比べると、 教科学習の接続はしやすいと考えられます。

メリット2|日本語の読み書きを維持しやすい

海外生活で日本語を維持する際、 家庭内で日本語を話すだけでは、 学年相当の読み書きまで伸ばすのが難しい場合があります。

日常会話ができても、

  • 漢字を読む・書く
  • 長い説明文を読む
  • 自分の考えを文章にする
  • 社会や理科の専門用語を理解する
  • 日本語で話し合いや発表をする

には、学習言語としての日本語が必要です。

日本人学校では、 国語だけでなく多くの教科を日本語で学ぶため、 日本語の会話力と読み書きを維持しやすくなります。

メリット3|帰国後の転校や受験を考えやすい

日本への本帰国が決まった場合、 日本の小学校・中学校へ転校する家庭が多いでしょう。

日本人学校で日本の教育課程を学んでいれば、 帰国後も同じ学年の学習へ入りやすくなります。

また、中学受験や高校受験を考える際も、 日本語で受験科目を学び続けていることは大きな利点です。

ただし、帰国生入試の条件、試験範囲、 日本国内の学校との進度差は志望校ごとに異なります。

受験予定がある場合は、 日本人学校へ通っているだけで安心せず、 早めに志望校の条件を調べる必要があります。

メリット4|日本語で学校生活を送りやすい

海外へ転居した直後は、 子どもにとって生活環境が大きく変わります。

住居、食事、交通、気候などが変わる中で、 学校では日本語を使えることが安心につながる子どももいます。

授業だけでなく、

  • 友達との会話
  • 先生への相談
  • 学校行事
  • 学級活動
  • 保護者への連絡

も日本語を中心に進みます。

英語やタイ語にまだ自信がない子どもでも、 学習内容や気持ちを日本語で伝えやすいことはメリットです。

メリット5|日本の学校行事や文化を経験できる

バンコク日本人学校では、

  • 入学式
  • 始業式・終業式
  • 運動会
  • 授業参観
  • 宿泊学習
  • 修学旅行
  • 卒業式

など、日本の学校に近い行事が行われています。

将来日本へ帰国する子どもにとって、 日本の学校文化や集団生活を経験できることも利点です。

一方で、タイにある学校として、 タイ語、タイ文化、現地校との交流などに触れる教育も行われています。

日本の教育を基礎にしながら、 海外生活ならではの経験もできる点は、 日本国内の学校とは異なる魅力です。

メリット6|スクールバスを利用できる

学校公式サイトによると、 バンコク校では児童生徒の約90%が、 モントリー社のスクールバスを利用しています。

バスは所定の時刻に、 家庭やアパートの表門付近まで送迎する仕組みです。

バンコクでは、 徒歩や公共交通機関だけで子どもが通学するのが難しい地域もあります。

広い地域からスクールバスで通学できることは、 日本人家庭にとって大きな利点です。

ただし、バスルート、送迎時間、対象地域は、 モントリー社への確認が必要です。

詳細はこちらです。

【2026年版】バンコク日本人学校のスクールバス料金

メリット7|同じ立場の家庭とつながりやすい

バンコクで暮らす日本人家庭には、

  • 海外赴任で来た家庭
  • 長期間タイで生活している家庭
  • 国際結婚家庭
  • 日本への本帰国を予定している家庭
  • タイと日本を行き来する家庭

など、さまざまな背景があります。

同じ学校へ通う家庭同士で、 入学手続き、スクールバス、塾、習い事、 本帰国や受験について情報交換しやすいこともあります。

海外生活を始めたばかりの家庭にとって、 日本語で相談できる人が見つかることは安心材料になります。

デメリット1|学費と通学費がかかる

日本の公立小中学校とは異なり、 バンコク日本人学校には入学金と授業料があります。

2026年度の基本的な学費は、

  • 入学金:160,000B
  • 年間授業料:146,000B

です。

さらに、

  • スクールバス
  • お弁当
  • 学用品
  • 習い事
  • 宿泊行事などの特別費用

が加わります。

会社が学費を負担してくれる駐在家庭と、 家庭で全額を負担する現地採用・自営業家庭では、 負担感が大きく異なります。

学校へ支払う費用だけでなく、 1年間の教育費総額で考えることが重要です。

詳しい試算はこちらです。

【2026年版】バンコク日本人学校の年間教育費

デメリット2|英語環境を中心にした学校ではない

バンコク日本人学校でも、 英語教育や国際理解教育は行われています。

ただし、国語、算数・数学、理科、社会など、 学校教育の中心は日本語です。

学校生活全体で英語を使い、 英語を学習言語として身に付けたい家庭にとっては、 期待する環境と異なる可能性があります。

日本人学校へ通いながら英語も伸ばしたい場合は、

  • 英語塾
  • オンライン英会話
  • 英語で行う習い事
  • 家庭での英語学習

などを組み合わせる家庭もあります。

日本人学校とインターの違いはこちらです。

バンコク日本人学校とインターを比較

デメリット3|子どもに日本語力が必要

バンコク日本人学校は、 日本語を基礎から教える日本語学校ではありません。

子どもには、 日本語で行われる通常授業へ対応できる力が求められます。

必要なのは日常会話だけではありません。

  • 先生の説明を聞く
  • 教科書を読む
  • 問題文を理解する
  • 漢字を書く
  • 自分の考えを文章にする
  • 話合いや発表へ参加する

といった学習言語としての日本語が必要です。

インターや現地校から編入する場合、 会話はできても、読み書きや教科学習で苦労する可能性があります。

日本語力に不安がある場合は、 入学手続きを進める前に学校へ相談してください。

デメリット4|保護者にも日本語対応が求められる

学校からの文書、電話、緊急連絡などは、 日本語で行われます。

学校の就学規程では、 子どもに帯同する保護者のうち少なくとも一人が、 日本語による通常・緊急連絡へ 常に対応できる体制を取ることが求められています。

国際結婚家庭で、 日本語が得意な保護者がタイに帯同しない場合は、 特に注意が必要です。

また、学校生活では、

  • 提出書類の確認
  • 欠席連絡
  • 学級からの連絡
  • 行事への対応
  • スクールバスとの連絡
  • 本帰国や進学の手続き

など、保護者が対応する場面もあります。

デメリット5|スクールバスの時間が長くなる場合がある

スクールバスを利用できることはメリットですが、 住居やルートによっては通学時間が長くなる可能性があります。

同じプロンポン、トンロー、エカマイ周辺でも、

  • 何番目に乗車するか
  • 何軒の住居を回るか
  • 朝の渋滞状況
  • 高速道路を利用するか
  • 下校時の道路状況

によって所要時間は変わります。

子どもが毎日長時間バスへ乗ると、 睡眠、宿題、習い事、夕食の時間に影響する場合があります。

住居を決める前に、 「バスが来るか」だけでなく、 朝の乗車時刻と帰宅予定時刻まで確認してください。

通学地域の比較はこちらです。

バンコク日本人学校への通学に便利な地域

デメリット6|高校部がない

バンコク日本人学校は中学部までで、 高校部はありません。

中学部卒業後は、

  • 日本の高校へ進学する
  • 帰国生入試を利用する
  • 寮のある高校へ進む
  • タイや海外のインターへ進む
  • 通信制高校を利用する

など、別の進路を選ぶ必要があります。

特に家族がタイへ残り、 子どもだけが日本の高校へ進学する場合は、 寮、住居、保護者、生活費なども考えなければなりません。

高校進学については、 中学3年生になってからではなく、 中学1~2年生の段階から考えておく方が安心です。

詳細はこちらです。

【2026年版】バンコク日本人学校卒業後の高校進学先

デメリット7|途中退学でも学費が返金されない場合がある

学校公式の就学規程では、 学期途中で退学した場合、 在籍した学期分の授業料は月割・日割で返金されません。

入学金も、在籍期間にかかわらず返金されないとされています。

急な帰任や転勤の可能性がある家庭では、 学費の納付時期と退学届の期限を確認しておく必要があります。

また、勤務先名義の請求書や領収書の発行、 勤務先から学校への直接支払いにも制限があります。

会社の教育費補助を利用する場合は、 会社の経理担当者と学校の支払い方法を事前に確認してください。

バンコク日本人学校が向いている家庭

    ```
  • 数年以内に日本へ帰国する予定がある
  • 帰国後は日本の小中学校へ転校する予定
  • 日本の高校・大学への進学を中心に考えている
  • 日本の学習指導要領で学ばせたい
  • 日本語の読み書きを学年相当に維持したい
  • 子どもが日本語で通常授業を受けられる
  • 保護者が日本語による学校連絡へ対応できる
  • 学費とスクールバス代を継続して負担できる
  • 日本語で安心して学校生活を始めたい
  • ```

日本人学校以外も比較した方がよい家庭

    ```
  • 英語を学校生活全体の学習言語にしたい
  • タイや海外で高校・大学まで進む予定
  • 子どもが日本語の読み書きに大きな不安を抱えている
  • 家庭で日本語の学校連絡へ対応できない
  • 学費やバス代の継続負担が難しい
  • 通学時間が子どもにとって大きな負担になる
  • 日本の教育課程に強くこだわらない
  • 少人数や特定の教育方針を重視している
  • ```

これらに当てはまるからといって、 日本人学校へ入れないという意味ではありません。

インター、現地校、補習校なども比較した上で、 子どもと家庭に合う選択肢を考える必要があります。

口コミや評判を見るときの注意

バンコク日本人学校について検索すると、 良い口コミも悪い口コミも見つかります。

ただし、口コミは、

  • 在籍していた年度
  • 子どもの学年
  • 担任や友人関係
  • 通学地域
  • 家庭の教育方針
  • 帰国予定

によって大きく変わります。

一つの体験談だけで、 「学校全体がよい」「学校全体が悪い」 と判断するのは危険です。

信頼しやすい口コミ

  • 在籍年度や学年が分かる
  • 良い点と困った点の両方が書かれている
  • 具体的な出来事が書かれている
  • 事実と個人の感想が分けられている
  • 公式情報で確認できる部分がある

注意したい口コミ

  • 「必ず」「全員」「絶対」などの断定が多い
  • 児童生徒や教員を特定できる情報がある
  • 古い料金や制度を現在の情報としている
  • 伝聞や噂だけで書かれている
  • 一度の出来事を学校全体の特徴としている

口コミは学校選びの参考になりますが、 入学条件、学費、年間予定、規則などは、 必ず公式情報で確認してください。

入学前の判断チェックリスト

    ```
  1. 日本へ帰国する時期は決まっているか
  2. 高校・大学をどの国で考えているか
  3. 子どもは日本語で通常授業を理解できるか
  4. 日本語と英語のどちらを学習言語にするか
  5. 学費、バス、塾を含めた年間費用を負担できるか
  6. 住居からのバス乗車時間は何時か
  7. 帰宅時間が宿題や睡眠へ影響しないか
  8. 保護者が日本語で学校対応できるか
  9. 子ども本人はどの学校を希望しているか
  10. インターなどほかの選択肢も比較したか
  11. ```

よくある質問

バンコク日本人学校の一番大きなメリットは?

海外に住みながら、 日本の学習指導要領と教科書で学べることです。

日本への帰国後も、 日本の学校教育へ接続しやすくなります。

一番大きなデメリットは?

家庭によって異なりますが、 学費・バス代の負担、 英語環境が中心ではないこと、 住居によって通学時間が長くなることが挙げられます。

日本人学校へ行けば英語は伸びませんか?

英語授業はありますが、 学校生活の中心は日本語です。

英語を重点的に伸ばす場合は、 学校外の学習を組み合わせる必要があります。

国際結婚家庭でも入学できますか?

国籍だけで判断されるわけではありませんが、 学校の就学要件を満たす必要があります。

子どもの日本語力と、 保護者が日本語による学校連絡へ対応できる体制が重視されます。

インターから編入できますか?

入学・編入条件を満たせば申込みできます。

ただし、日本語による通常授業へ対応できる力が必要です。

日本人学校とインターはどちらがよいですか?

絶対的な優劣はありません。

帰国予定、将来の進学国、日本語力・英語力、 学費、子どもの性格から判断します。

学費は会社から学校へ直接払えますか?

学校公式の就学規程では、 保護者の勤務先から学校への直接支払いは受け付けないとされています。

会社補助を利用する場合は、 保護者が支払った後に精算する方法などを勤務先へ確認してください。

学期途中で帰国した場合、授業料は返金されますか?

学期途中で退学した場合、 在籍した学期分の授業料は原則として月割・日割返金されません。

退学予定がある場合は、 退学届の期限と返金条件を早めに確認してください。

まとめ

主なメリット

  • 日本の教育課程を継続できる
  • 日本語の読み書きを維持しやすい
  • 帰国後の学校へ接続しやすい
  • 日本語で安心して学校生活を送りやすい
  • 日本の学校行事を経験できる
  • スクールバスを利用できる
  • 海外生活をする日本人家庭とつながりやすい

主なデメリット

  • 入学金、授業料、バス代がかかる
  • 英語環境を中心にした学校ではない
  • 子どもに学習言語としての日本語力が必要
  • 保護者にも日本語対応が求められる
  • 住居によって通学時間が長くなる
  • 高校部がない
  • 学期途中の退学では返金されない場合がある

バンコク日本人学校がよい学校かどうかではなく、 子どもの現在の力と家族の将来に合っているかが重要です。 メリットだけで決めず、通学時間、費用、言語、進路まで確認して選びましょう。


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この記事は、2026年7月時点のバンコク日本人学校公式情報を基に、 学校選びのメリット・デメリットを整理した非公式記事です。 子どもの感じ方や学校生活の経験は、学年、年度、友人関係などによって異なります。 入学条件、学費、規則、通学方法は、必ず学校公式サイトで最新情報をご確認ください。

参考: バンコク日本人学校「本校について」 バンコク日本人学校「学校生活」 バンコク日本人学校「入学・編入学」

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