バンコク日本人学校の英語教育はどのくらい?NET英語・習熟度別・イマージョンを解説

バンコク日本人学校の英語教育・NET英語・習熟度別学習・イマージョン教育のイメージ


バンコクへ赴任する家庭の中には、 「せっかく海外へ行くのに、日本人学校では英語が伸びないのでは?」 と気になる方もいると思います。

反対に、 英語がまだ得意ではない子どもの場合は、 「英語の授業についていけるだろうか」 という心配もあるでしょう。

バンコク日本人学校は、 通常の授業を英語で行うインターナショナルスクールではありません。 一方で、学校公式情報を見ると、 ネイティブ教員による英語、習熟度別学習、イマージョン教育 など、海外という環境を生かした英語教育が行われています。

先に結論
  • 小学部1年生から英語教育がある
  • NET(Native English Teacher)による授業が行われている
  • 小学部5年生以上では習熟度別学習を実施している
  • 中学部では通常の英語に加え、NETによる英語学習もある
  • 小学部では、英語を使って他教科を学ぶイマージョン教育の実践もある
  • ただし、学校生活全体を英語で行うインターとは目的も英語量も異なる

バンコク日本人学校では英語をどのくらい学ぶ?

学校公式の「特色ある教育活動」では、 小学部1年生から英語教育を行っていることが
明記されています。

中心になるのが、 NET(Native English Teacher)による英語学習です。

英語を単に文法や単語として覚えるだけではなく、 聞く・話す活動を含め、
実際に英語を使う機会をつくることが重視されています。

学年 英語教育の特徴
小学1〜4年 NETを中心にTT(Team Teaching)方式で学習
小学5〜6年 習熟度別の少人数学習を実施
中学部 通常の英語学習に加え、NETによる少人数英語学習を実施

NET英語とは?

NETは、 Native English Teacher の略です。

バンコク日本人学校では、 ネイティブの英語教員を中心とした授業が行われています。

学校だよりでは、 英語の授業中は日本語を介さず、
英語を聞きながら活動する実践も紹介されています。

つまり、 「英語について日本語で説明を聞く」 だけではなく、
英語を英語のまま聞き、理解し、使う経験 を増やすことが狙いの一つです。

小学5年生から習熟度別になる

学校公式では、 小学部5年生から中学部まで、 英語で習熟度別学習を実施するとしています。

学校だよりで紹介された実践例では、 小学部5・6年生では2クラスを3グループに、
中学部では2クラスを4グループに分けて 学習する形も紹介されています。

ただし、 具体的なグループ数や分け方は年度によって変わる可能性があります。
最新の運用は学校からの案内を確認してください。

習熟度別=「できる子/できない子」という意味ではない

教育的に見ると、 習熟度別学習の大きな利点は、 子どもの現在の英語力に合わせて 授業の速度や活動量を調整しやすいことです。

特に英会話では、 大人数の一斉授業よりも 一人あたりの発話機会を確保しやすくなる点に意味があります。

中学部の英語はどうなる?

中学部では、 日本の学習指導要領に基づく通常の英語学習を行います。

現在の学校公式ページでは、 中学部は通常の英語を週3時間行い、 さらにNETが指導する 「グローバル・イングリッシュ」を週2時間行うと説明されています。

日本の高校受験を考える家庭にとっては、 日本の英語学習との接続を保ちながら、
ネイティブ英語へ触れる時間も持てることが特徴です。

イマージョン教育も行われている

バンコク日本人学校の特徴として、 イマージョン教育もあります。

イマージョン教育とは、 英語そのものを勉強するだけでなく、
英語を使って別の教科や内容を学ぶ 方法です。

学校だよりでは、 小学部で次のような実践例が紹介されています。

  • 小学1・2年:音楽
  • 小学3・4年:体育
  • 小学5・6年:理科

たとえば理科では、 実験をしながら英語の語彙や説明を聞くなど、
「英語を学ぶ」から一歩進んだ活動が行われています。

日本人学校なのに、なぜ英語教育が強い?

バンコク日本人学校は、 単に日本国内の学校をそのまま海外へ移した学校ではありません。

学校のミッションとして、 「世界に貢献する日本人」を育てる ことを掲げています。

日本の学習指導要領を土台にしながら、 海外という環境を生かして、
英語、タイ語、国際理解教育、 イマージョン教育などを取り入れていることが特徴です。

「日本への帰国に対応できる日本の教育」と、 「海外にいるからこそできる教育」の 両方を狙った学校と考えると分かりやすいでしょう。

では、日本人学校へ行けば英語がペラペラになる?

ここは期待しすぎない方がよいところです。

バンコク日本人学校には、 一般的な日本の公立小中学校とは異なる 英語教育の特徴があります。

しかし、 国語、算数・数学、理科、社会など 学校生活の中心となる授業は日本語です。

一日の大半を英語で過ごすインターナショナルスクールとは、
英語へ触れる総時間が根本的に違います。

ここを間違えない

「日本人学校だから英語はほとんど学べない」 という理解も正確ではありません。

一方で、 「海外の日本人学校へ行けば自然にバイリンガルになる」 という期待も現実的ではありません。

日本人学校とインターでは「英語の目的」が違う

日本人学校では、 英語は重要な学習対象の一つです。

一方、 多くのインターナショナルスクールでは、 英語そのものを学ぶだけではなく、
英語を使って算数・理科・社会などを学びます。

そのため、 学校を選ぶときに考えるべきなのは、 「どちらの英語教育が上か」
ではありません。

子どもが今後、どの言語を主な学習言語として使うのか という問題です。

日本人学校かインターか迷っている方へ

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英語が苦手な子でも大丈夫?

英語が苦手だからという理由だけで、 日本人学校への転入を過度に心配する必要はありません。

学校生活の中心となる授業は日本語です。 また、高学年以降の英語では 習熟度別学習が導入されています。

ただし、 NETの授業では英語を聞き、 英語で活動する場面があります。

転入前に英単語を大量に暗記するより、 簡単な指示を聞くことや、 間違えても英語を口に出してみることへ 慣れておく方が実際の授業にはつながりやすいでしょう。

英語が得意な子には物足りない?

帰国子女やインター経験者など、 すでに高い英語力を持つ子の場合は、 日本人学校の英語だけでは物足りなく感じる可能性があります。

習熟度別学習はありますが、 学校生活全体が英語になるわけではないからです。

英語力をさらに伸ばしたい場合は、 読書、英語での動画・ニュース、 オンライン学習、英語の習い事など、 学校外でも英語を使う時間を確保することが重要になります。

英検はどう考えればいい?

高校受験や帰国生入試を考える場合、 英検などの資格が役立つ学校もあります。

ただし、 「バンコク日本人学校の英語授業=英検対策」 ではありません。

学校の英語教育と資格試験は、 目的を分けて考えた方がよいでしょう。

受験で英検が必要な場合は、 志望校の出願条件から逆算して、 必要な級と取得時期を決めるのがおすすめです。

転入前に家庭で確認しておきたい5つ

  1. 現在の英語力
    英会話だけでなく、 読む・書く・聞く・話すのどこが得意か確認します。
  2. 英語への抵抗感
    分からない英語を聞いたとき、 固まってしまうのか、 推測しながら参加できるのかも重要です。
  3. 将来の帰国時期
    日本で高校受験をするなら、 受験英語との接続も考えます。
  4. 英語をどこまで伸ばしたいか
    学校の授業についていければよいのか、 英検、海外進学、バイリンガルレベルまで目指すのかで、 必要な学習量は違います。
  5. 学校外で英語を使う時間
    海外に住んでいても、 日本人家庭・日本人学校・日本人向けサービスだけで生活すると、 英語を使う時間は意外に少なくなります。

高学年から転入する場合

小学5・6年生では、 友人関係や学習進度に加えて、 英語の習熟度別学習も気になるかもしれません。

ただし、 転入時に大切なのは 英語だけではありません。

日本との学習進度、 友人関係、 スクールバス、 新しい生活への不安も含めて考える必要があります。

高学年からの転入についてはこちらで詳しく解説しています。

高学年で転入して馴染める? →

公式情報で分かること・分からないこと

公式情報で確認できる 一律には判断できない
NET英語、TT、習熟度別学習の仕組み 個々の子どもが何年でどこまで英語力を伸ばせるか
英語・国際理解教育を重視していること どの英検級まで取れるか
イマージョン教育の実践 インターと同程度の英語力になるか

学校制度として確認できることと、 個人の英語力の伸びを分けて考えることが大切です。

よくある質問

日本人学校でも英語は勉強しますか?

はい。 小学部1年生から英語教育があり、 NETによる授業や、 高学年以降の習熟度別学習などが行われています。

英語が全く話せなくても転入できますか?

学校生活の中心は日本語です。 英語が得意でないことだけを理由に、 日本人学校への転入を避ける必要はありません。

英語の授業は日本語で説明されますか?

NETによる授業では、 英語を使って活動する時間が重視されています。 学校だよりでは、 英語のみで活動する授業例も紹介されています。

日本人学校とインターではどちらが英語力を伸ばせますか?

学校生活全体を英語で行うインターの方が、 一般的には英語に触れる時間は長くなります。

ただし、 英語力だけで学校を決めるのではなく、 日本語力、帰国予定、進学先、 子どもの現在の学力や性格まで含めて判断する必要があります。

英検対策も学校でしてくれますか?

学校の英語教育と英検対策は同じものではありません。 受験などで特定の級が必要な場合は、 志望校の条件から逆算して家庭学習や塾なども検討してください。

まとめ

  • バンコク日本人学校では小学部1年生から英語教育を実施
  • NET(Native English Teacher)による授業がある
  • 小学部5年生以上では習熟度別学習を行っている
  • 中学部では通常英語に加えてNETによる英語学習がある
  • 小学部ではイマージョン教育の実践もある
  • 日本人学校でも英語教育は充実しているが、学校生活の中心言語は日本語
  • インターとは英語に触れる総時間と教育目的が異なる
  • 英語力をさらに伸ばすなら、学校外で英語を使う時間も重要
学校公式情報

この記事は、バンコク日本人学校が公開している 「特色ある教育活動」や学校だより等を確認して作成しています。

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※本記事はバンコク日本人学校の公開情報をもとにした非公式記事です。 授業時間、クラス編成、習熟度別学習、イマージョン教育などの実施方法は、 年度や学年によって変更される可能性があります。 最新情報は学校公式サイト・学校からの案内をご確認ください。

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